【アルバータ州旅ログ】人魚のミイラとミネワンカ湖をご紹介!

Lake Minnewanka

閲覧注意人魚、なんのこっちゃ。

早速お見せします。

こちらなのですが。

Merman

なんてことでしょう。

え、なんなんですかこれ、
気持ち悪すぎます。

これは、バンフ国立公園内、バンフの町にある、
Banff Indian Trading Post という
お土産物屋さんの中に展示されている、
“マーマン (merman):男の人魚” のミイラです。

みなさま、こんにちは。
まろです。

新年2発目ブログにこの奇抜なタイトル&画像は
いかがなものかという感じですが、
悪しからず(>_<)

書くネタ無いかな~と探していたところ
この画像をカメラロール内で見つけて、
この一言で決めました。

「マーマン、キミにきめた!」

これを店内で見た時ねぇ、私、
あまりのリアルさに
実在した生物やと信じ込んで、
さらにその見た目のあまりのおぞましさに
吐き気を催しました。(これほんま)

ショーケースに飾られているマーマン。

ケースの上に、小さい字で長文の説明書きが
置かれていたのですが、
小っせぇしとにかく長ぇ。

ていうか、
とにかくこのマーマンの実態を知りたいという
気持ちよりも何よりも、
この忌まわしい物体から
すぐさま離れたいという気持ちが勝ち、
でも記念にと、恐る恐る上の写真をパシャりして
(がんばったな)
すぐにそこを去りました。

本当に気持ち悪くて(もうわかったから)
側面からしか撮れなかったので、
こちらネットから拝借しました、
違う角度からのショット。

Merman

引用元:Banff Merman

やっぱりキんモこわすぎる。。。。。。

さて、でもやっぱり後々考えると、
あれは一体全体、何やったんやろう・・・
あんなもの実在した訳ないよな・・・!?
という疑念に駆られまくったので、
帰って来て調べました。

色んな記事を読んではみたものの、
此れはこういう者だ!という
身元は、明記されていないんですよね~。

あくまで言い伝え、
として紹介されているものばかり。

ですが一番有力な説というのがあり
それは、このマーマンは
このお店 Banff Indian Trading Post の創設者、
Norman Luxton という人が
なんと日本から買ったものだとも言われている、
というものなんです!

なんと!
興味深いですね~。

19世紀 (日本は江戸時代) に流行ったんですって。

中国や日本で、
このような珍獣の剥製が
見世物として、
また、西洋人向けの高価なお土産として、
大量に作られて出回っていたんですって。

やっぱり作り物!ホッ。

人魚の場合
一般的に上半身はサル、
下半身は大型魚
(サケ、コイ、オオウナギ、サメなど) を
くっつけて作られていたんだそうです。

まぁそれでもかなりゾッっとするけどな・・・。

でもなるほどな。
この店のマーマンも、
確かに顔がサルっぽいかな・・・。

っていうか断言されてないけど、
もうこの作り物の説で間違いないでしょう!?

ですがもう一つ、というか
神話的な説というのがありまして。

バンフ国立公園の東部に位置する、
ミネワンカ湖 (Lake Minnewanka)。

このマーマンは、
元々人魚伝説のあったその湖から引き揚げられたもの、
と言い伝えられてきたのだそうです。

“ミネワンカ”という言葉は
ナコダ族という先住民の言葉で、
“Water of the Spirits:精霊の水”
という意味だそうで、
その昔、湖のそばを通るたびに
霊魂の声が聞こえていたとの言い伝えがあったそう。

さらに人魚のような生物の目撃証言があり、
“悪魔の魂が宿る湖”と呼ばれていたそうです。

それでこのミイラが登場したもんだから
ミネワンカ湖のものだ、
と関連付けるのは的を射ていますよね。

人魚や半魚人というのは
世界各地で目撃証言があるけど、
想像上の生き物なんですよね。

このミネワンカ湖でも
証言が言い伝えられているようですが、
証言者は実際のところ、
本当は何を目撃したんやろな~。

驚いたことに、
その日私たちはそのお店に立ち寄る前、
たまたまミネワンカ湖を訪れていました。

その時のミネワンカ湖の写真が、こちら。

Lake Minnewanka

Lake Minnewanka

11月下旬で、まだ湖はほぼ凍っていなかったので、
透き通った綺麗な湖面を見ることができましたよ。

Lake Minnewanka

そんな人魚伝説のことも、
バンフのお土産物屋さんに
ここから引き揚げられたと云われている
ミイラが居ることも、
当然知らぬまま、散策していた私たち。

そんなことより気になったのが
このくそ寒い気温の中、
湖にスキューバダイビングのダイバーの姿が
見受けられたこと。

私たちが見たのは、
ウェットスーツ&ボンベ姿のダイバー
5、6人のグループ。

全身スーツとは言えど、
こんな寒い冬にお前ら正気か!?と
なんかイラついてる私。

だって見てるこっちが寒くなってくるんやもん・・・。
(だったら見んな)

確かに水は透き通っていて綺麗やけど、
そんな寒い思いまでして見るものが
あるように見えないのだが・・・。

これもめちゃめちゃ腑に落ちなかったので、
帰って調べました。

そしたら、これまたおもしろい事実が!
(すみません人魚の話それます)

ダイバー達が潜って見ていたもの!それは。
なんと、湖底に沈んだ村。

19世紀末、1888年。
ホテルやレストラン、
コテージが建ち並ぶリゾートが
ミネワンカ湖のほとりにオープン。

夏はマス釣り、冬はスキー客でにぎわう、
当時としては豪華なリゾート村だったそうです。

1895年からダムの建設が始まる。

1912年の2つ目の建設では湖面が3.5m上昇。

1941年の3つ目 (現在も残る) の建設により
なんと湖面が30mも上昇してしまい、
観光リゾート地は、湖の底に沈んでいったそうです。

えらいこっちゃ・・・。

ダイバー達は、
湖底に眠るゴーストタウンを
探索しに潜っていたのですね。
これは興味深い。

でもこんな寒い冬に行かへんな、私なら。
(はいはい)
夏だとダイビング人口が多いから
冬は狙いどきなんかな?

ミネワンカ湖って、特色豊かな面白い湖ですね~。
ちなみに、バンフ国立公園内最大の湖だそうで、
唯一モーター付きのボードの利用が
認められているんだそうです。

そして話をずいぶん戻しますが、
マーマンのミイラで気持ち悪くなった私でしたが、
ちゃんとお土産物屋さんの中を
冷や汗かきながら徘徊しましたよ。
(がんばったな)

先住民の伝統工芸品・雑貨・アクセサリー等々の
カラフルなネイティブグッズが盛りだくさん。

また店内の壁いたるところに
動物の頭部の剥製があって、
博物館みたいで面白い。
(頭部の剥製は、
私的には全然気持ち悪くないのでご安心を)

お店のホームページです、よかったらぜひ ↓

The Banff Trading Post
Since 1903, the Trading Post has been selling Indigenous crafts, moccasins, mukluks, jewellery and souvenirs for over 100 years.

さて、本記事も楽しんでいただけましたでしょうか。

マーマンの画像を見て気持ち悪くなっちゃった人、
ごめんなさいね。

まぁでも
気持ち悪くなったらここまで読んでへんか。←

でももし気持ち悪くなっちゃったけど
最後まで読んでくれたあなた。

そんなあなたは、
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(なんのために)

それではまた次の投稿をお楽しみに。

マーマン♪
(ちゃんちゃん♪的に)