みなさま、こんにちは！
まろです。
そうなんです。
タイトルの通り、カルガリーで
オーロラが観れたんでございますよ。
サムネの写真、これカルガリーなんです。
オーロラと言えば
観測地として有名なのは
カナダのイエローナイフやホワイトホース
アメリカのアラスカ、
北欧や、アイスランドを思い浮かべると思います。
これらの国、都市は、
オーロラが最も頻繁に出現するエリア
“オーロラベルト”
の範囲に含まれているため、
有名なんですねぇ。
引用元：旅工房
もちろんオーロラベルトは
南半球にもあるのですが、
南半球のものは大部分が海の上になるため
鑑賞する場所としてはあまり
適していないんだそうです。
ほんでカルガリーは
どこにあるかと言いますと。
下の地図をご覧くださいませ。
薄い緑色の帯が、オーロラベルトですね。
オーロラベルトは北半球も南半球も
緯度60度から70度の範囲を指すんだそうですが、
カルガリーの緯度は51度。
引用元：Canadian Network
オーロラベルトからは
外れたところに位置していますよね。
ほんでやっぱり
イエローナイフとホワイトホースて
結構上の方なんですよね。
オーロラベルトにしっかり被ってますね。
カルガリー→イエローナイフは
直行便があるんですがね、
それでも往復航空券代で約5万円、
鑑賞ツアーパッケージ代を入れると
一人計10万くらいはいくんとちゃうか。
まぁ日本から行くんと比べたらねぇ
まぁあれやけれども。
せやけどオーロラ言うもんは自然現象やから
絶対見れる確約もないし、
一生に一度は見たい思てても、
なかなか一歩を踏み出されへんもんやありませんか。
(なんか今日関西弁強ない？)
実はオーロラベルトから外れていても、
確率はぐんと下がりますが
ベルトから近い地域であれば
オーロラが強く出ている時は
観測することができるんです。
私はこの事実は、
周りにも見たことがある人がちらほら居て
知っていたんですが、
“なんて幸運な星の下に生まれた人達なんや。
自分には到底そんなチャンスは
訪れへんやろうな。”
という
謎のくそネガティブ固定観念に
囚われながら生きてたんです。
そんな私の腐った思考←が払拭され始めたのが
私がオーロラを見た日の約3週間前のできごと。
カルガリーの友達がFacebookに
住宅街に映えるオーロラの写真を
投稿しているのを見つけました。
その日はアルバータ州や、なんと
お隣ブリティッシュ・コロンビア州の上空で
大規模なオーロラを観測できたらしいのです。
私はその時間帯はちょうど
仕事をしていて知る由もなく。
カルガリーでもオーロラを見たことがある
という話は聞いたことはあったのですが、
実際に写真を見たことはなく、しかも住宅街、
まさに家の裏庭から見たのであろう
その写真は私を一気に惹き付け、
オーロラを身近なものに感じさせてくれました。
ですが同時に、それを見逃したことで
とてつもない後悔の念に駆られたのですよ。
そこから色々
ネットで調べてみたんですね。
“オーロラ姫と巡り合うには” 言うて。←
ほんなら何か “My Aurora Forecast”という
オーロラ予報のアプリを
ケータイにダウンロードするべしとのことで
早速ダウンロード。
現時点、現在地で
オーロラが見れるパーセンテージが
このように色で一目で分かるマップを
見ることができます。↓
↑ 青い丸がカルガリー、現在地です。
灰色のエリアは見える確率が1~9%、
緑色は10~29%、
オレンジ色は30~49%、
赤色が出ると50%以上。
上のマップでは緑色が広範囲に出ていますね。
オーロラ＝緑色のイメージやから
緑色出てるとものすごく期待してしまいますが、
言うて確率は30％未満なんどす。
このスクリーンショットを撮った時点の確率は
灰色なので1~9%、ということですね。
もちろん灰色さえ被っていない、
0%である時の方が多いです。
ちなみに私がサムネのオーロラを
見ることができたあの日、
一番強く見えた時点でやはりカルガリーは
最高確率の赤色エリアに入っていました。
そして私はさらに
カルガリーでオーロラ姫に巡り合う上で役立つ
ええもんを友達から教えてもろたんどす。
“Calgary Aurora Chasers” というね、
Facebookのグループなんですが、
訳してみますと
“カルガリーのオーロラ追撃者たちの集い”。
追撃はおかしいか。撃ったらあかん。
追跡者、ですね。
まぁ、というね、
カルガリーもしくはカルガリー近郊での
オーロラに関する情報を
Facebook上でシェアし合うグループに入ったのです。
にしてもチェイサーやて、かっこええ。
そのグループの投稿履歴には、
「今日はオーロラ出るかなぁ、みんなどう思う？」
というようなつぶやきから
「ちょ、みんな見て！
今どこどこでこんなオーロラ見えてまっせ！！」
という現場からの報告、また、
「昨日こんなオーロラ見れましたで～」
という結果報告の投稿まで、
チェイサー達のオーロラ熱で溢れ返っており、
オーロラに対するロマンをより一層掻き立て、
さらに同志がこんなにもたくさんおるんやと
心強い気持ちが湧いてくるんですよ。
よっしゃ！！
わてもチェイサーになる！！！！
アプリをダウンロードし、
チェイサーのグループに入った。
あとはチャンスを待つばかりとなったのである。
そして後日、
アプリのマップでカルガリーに緑色が
結構近くまで迫っている状態が三夜続き、
私たちは三夜連続で真夜中に暗い郊外まで
車を走らせる羽目になったのだ。
(おい。羽目って言うなや。)
Facebookのチェイサー達も、
「どこどこでオーロラ出てるなう！！」
言うて騒いでたんで、
私たちもチェイスすることにしたんです。
まぁそのどこどこ、言うんがやはり
街明かりのほぼ届かない郊外なんですよね。
午前1時半頃出発してだいたい3時半くらいに帰宅。
っていうのが3日続きました。
一夜目と三夜目は残念ながら
オーロラ姫には巡り合えず。
美しい星空は見れましたけどね。
えっ、てことは二夜目に、まさか･･･？
そうなんどす。(たまのこれなんなん？)
二日目の夜。
かすかなオーロラを見ることができたんです。
実を言いますとね
それがほんまの人生初のオーロラ体験やったんですが、
やはりサムネのオーロラ体験のインパクトが
えげつないんで、それを私のオーロラ初体験と
することに決めたんで (知らんがな)、
そういうことなんです。(あ、そう。)
周りにほぼ明かりのない
広大な畑が延々と広がる郊外。
ほんでちらほらとおるんです。
チェイサーらしき人達の車が、路肩に。
みんな車停めてライト消して、
オーロラが出るのを待ってるんです。
みんなアプリとかFacebookのグループの投稿見て
来てはんねやろなぁ。
なんか良いですよね。
ロマンを感じる･･･。
星もいっぱい出ています。
それだけでも感動ですが、
なんか遠ーーくの方にうっすらと緑がかった
でっかい帯状のものが見えたんですよね。
雲にしては、なんか形が不自然やな？と。
ほんでそれをずっと眺めていたら、
なんか帯状のものの端っこが
タラ～っ(？)と動き出したんです！
ゆらゆらと言うよりも、
なんかこうタラ～っと下の方に
垂れていくイメージでした。
ほんでその瞬間
緑色も強くなったように見えました。
でもね、そのまま薄ーーくなって
消えてっちゃったんですよね｡｡｡
しかも結構一瞬の出来事やったんです。
オーロラてあんなに動きが速くて儚いもんやとは、
予想外でしたね。
にしてもね、
あの動き出したオーロラを見た時の
胸の高鳴りときたら。
まぁほんまの初めてやったからねぇ。
ほんまに一瞬の出来事やったけど、
非現実的な体験をした気分になれました。
そしてもっともっとすごいのが見たい！
という欲に駆られました。
ほんでちょっとここですみません、
誰もが思ったと思います。
「写真は？」と。
それがね、スマホでは
ただただ真っ暗闇な写真が撮れただけ、
デジカメではうっすらと写ったのですが
まぁほぼ真っ黒、という結果になってしまいました。
でもね、目には焼き付いてます。
言うてね、
でもやっぱり写真には収めたいですよね。
ほんでやっと、ここまで来ました。
そう、サムネのオーロラが見れた日の話をするまで。
今回のこの記事の本番はここからなんですね。
ここまでがくそ長かったですね、すみませんね。
そう私のトンデモオーロラ初体験。
私はこの日を一生忘れへん思います。
2021年11月4日木曜日の午前1時頃。
ご覧ください！！↓
カルガリーが10~29%にもろ入っており、
30~49%も迫ってきている感じです！
今までで一番確率が高いではないか･･･！！
ほんでFacebookを開けると、
すでに何人かのチェイサー達が
「カルガリーのどこどこで今見えてるでーー！」
「家の裏庭から見えてるなう！！」
言うて、写真を載せ始め
ざわついているではありませんか。
胸が高鳴る高鳴る･･･！
えっ、でもさすがに高層ビル群できらめく
ダウンタウンでは見えんよな･･･と思いながらも、
(ダウンタウンの高層アパートに住んでいます)
ふと窓から夜空を見てみたんですよね、
そしたらね･･･！
そしたらなななんと、
空に何かが見えるではないか！？
うそだろ！？
し、しかも、これカーテン状ではないか･･･！？
これは完全にカーテンですよね！？
って言うか、ここダウンタウンやで！？
こんな街明かりでギラギラやのに見えてるて、
どんだけ強いんこのオーロラ！？
ほんでそう、強いオーロラやしで
ちゃんと写真に写ってますでしょう！
デジカメで撮りました！
もうね、バルコニーで
真夜中やのに信じられへんくらい
おっきい声でぎゃあぎゃあ騒ぎながら見てました。
だって目の前で信じられへんことが
起こってるんやもん！！
眩しい街明かりの上で、
オーロラがゆらゆら、ゆらゆらと、
形を変えながら揺れ動いてるんです。
まさか家のバルコニーから
カーテンのオーロラが見れるなんて
これっぽっちも思てませんでしたからねぇ。
ちなみにカルガリーの北の方に住んでおります
実家の母に大興奮で電話をかけたところ
たまたま起きてまして、
そのまま窓の外を見てもらうと
実家の方でもカーテン状のオーロラが見れたようで、
電話の向こうでも母がぎゃあぎゃあ、
私もずうっとぎゃあぎゃあ、
ケータイ潰れるんちゃうか思うほど騒ぎました。
ほんで散々騒いだんですけどね、
ダウンタウンでこんなに見えてんねんから
暗いところ行ったらもっと見えるんちゃうか！？
と、もっとハッキリと見たい欲に駆られ、
身支度を整えて車に乗り込みました。
両親も両親で、
実家があるところは10分車を走らせれば
結構な闇に包まれるほどの郊外に行けるので、
そちらに向かうとのこと。
私たちは、私たちの家から10分ほどの
市内にある”Nose Hill”という
でっかい丘があるんですが、
そこに車で向かいました。
向かってる間も、
空にはまだこんな感じで ↓
オーロラが見えているんですが、
消えんといて！消えんといて！と
これまた大騒ぎです。
ほんでこの時の私たち、
これぞまさにオーロラをチェイスしている
状態ではありませんか。
これでわてらも
ほんまもんのオーロラチェイサーや･･･！
ってことで、着きました、Nose Hill！
広い空いっぱいに、見える、見える！！！
もうずっと
「やばい」って言ってました。
カルガリーの夜景と共にというのがまた
良いですよね。
星も綺麗です。
そしてやはり、
みるみるうちに形を変えるんですねぇ。
母にまた電話をかけると、
母 「はぁ～～～～もう涙が出そうやわぁ～～～」
そちらでも大パノラマで
オーロラが見れているとのことで、
私たち家族、カナダに移住して
今年で13年目なんですが、
「ようやく見れたんやなぁ～～
しかもカルガリーでなぁ～～」
言うてオーロラを眺めながら、
しみじみと色んな思いに浸りながら、
母と電話で話したのであります。
ほんで電話が終わってしばらくしたらね、
なんかこんな風に ↓
カーテンのすそが
くっきりとしてきて
アーチのようなものになってきたんです。
(ちょっとこれ、
「君の名は。」みたいやありませんか)
ちょっと写真にその瞬間は
収められなかったんですが、
このアーチの左端の色が
ものすごく濃くなってきたんですよ。
その濃い部分をもっと近くで見たいと思い、
さらに丘の上を目指して登りました。
ほんならね、
登ってる途中でえらいことが起こったんですよ。
なんかさっきのカーテンの左端の
濃い～緑色になってたところが、
なんかみるみるうちに
って言うか結構急に、ぶわぁ～～～って
形を変えてこんなんになったんです。↓
(語彙力)
乏しい語彙力というか表現力続きます。↓
しかも白っぽい色やピンク色も出てきて
なんかぐわんぐわんと言いますか、
ぐにゃぐにゃぶわぁぁ～～～～と、
すごく強い光で、目の前でそれが起こってて、
ほんでなんかそこに吸い込まれるような
と言うかそれが迫ってくるような感覚。
(え、どっち？)
その瞬間、
「うわぁぁぁぁぁぁぁ～～～！！！」
言いましたもん。
なんか恐ろしくて
体が瞬時に後ろにのけぞりました。
いやぁ、ほんまに、
この世のものとは思えないもの
見てもうた｡｡｡って感じです。
その得体の知れない
えげつないぐにゃぐにゃ←の後、
これまたみるみるうちに
空がこんな景色になりました。↓
ご覧ください。
さっきまで見ていたオーロラより
明らかに規模が大きくなってますでしょう！！
さっきの訳の分からない
緑・白・ピンクのぐにゃぐにゃぶわぁした←
奇怪な現象を境に
何かが変わったかのようですねぇ。
この壮大で幻想的な光の舞。
もうね、何回「やばい」言うたやろ。
ほんでなんかねぇ、すごく
“宇宙” を感じましたねぇ。
オーロラって、
“太陽風”と呼ばれる
太陽の表面で起きる爆発が
きっかけとなって吹くガスが、
引き起こす素となってるそうです。
ほんでしばらくしたら
そのうちにだんだんと
色が薄れていきました。
もうピークは過ぎたみたいですね。
まだまだ見ていたい気持ちではあったのですが、
そろそろ体も冷えびえしてきたので
て言うても、この時の気温は
プラス気温やったんでね、マイナスやなく。
なので刺すような寒さではなかったのですが、
風が結構吹いてまして
1時間ほどずっと外に居たのでね
さすがに引き揚げることにしました。
帰宅してからも
ずっと興奮冷めやらぬ状態でしてね。
またしばらく窓から空を眺めてしまいましたよ。
まだうっすらとですが、見えていました。
朝目覚めても、
昼になっても夜になっても、
その日はずっとあの非現実的な
景色を思い出しては、
すごかったなぁ、すごかったなぁと
一人心の中でつぶやいていたのでした。
ほんでね、後日、
母と話していて
一つ分かったことがあるんです、
と言うかまぁ推測ですけれどもね。
あの私が何度も言うた、
えげつないぐにゃぐにゃしたのが見えた直後に
オーロラの規模がでっかくなったやつ、
両親が見ていた空でも見えたそうなんですが、
あれ、“オーロラ爆発”って言う
最高レベルのオーロラ発光現象のことを
言うらしいんですけど、
私たちが見たやつはそれやったんちゃうかな？て。
オーロラが突然激しく動き出し、
はじけるように光を放ち
空一面を覆いつくすように広がるんだそうです。
まさに、そんな感じでした。
ほんまに、わてらえらいもん見たんやなぁ。
ちょうどその日は快晴で、
しかもほぼ新月だったので
本当に好条件が重なっていました。
こんな幸運なことないでなぁ、と
しみじみと思いました。
あんなすごいもん見れたけど、
それでもまた見たいと思うんです。
あの神秘的な空間をまた味わいたい。
もっともっとすごいオーロラ爆発が見たい。
もうすっかり、オーロラの虜です。
またえげつないオーロラが見れましたら
記事書こう思てますんで、
ぜひお楽しみに。
今後とも
このオーロラチェイサー・まろ を
どうぞよろしく。
2年半後に、えげつないオーロラ見れました！！
ぜひ読んでね🎵
【2024/05/30 追記】
さて、
またえらい長文になってしまいましたね。
みなさま最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。
楽しんで頂けたのなら光栄でございます。
(誰が言うた？)
ほんならまた次の投稿でお会いしましょう～♪
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