こんにちは、みなさま。
まろです。
「オコトクスをご紹介!迷子石編」の
はじまりはじまり~。
「ハニーハント編」↓

の、続編です。
“Chinook Honey Company & Chinook Arch Meadery”
から、車で西へ4分。
ちなみにこの辺り一面の景色はこんな感じです。
ひたすら雪の平原。
アルバータ州は、
プレーリー (北米の大草原地帯) に属しています。
東隣のサスカチュワン州と
その東隣のマニトバ州と併せて、
カナダのプレーリー3州と呼ばれています。
ですのでこのオコトクスの辺りのみならず、
市街地を少し離れるだけで、
どこまでも続く広大な平原を見ることができます。
その平原にポツンと何やら見えてきましたね。
岩です、でっかい岩!
車を降りて、歩いて近付いてみましょう。
なかなか遠い・・・
し、めちゃくちゃ寒い。
この時は何℃やったのかな。
でも確実にマイナス気温でした。
やっとここまで来た、はよ着いて!
ほんでこの岩ほんますごいな、でっか!
この岩の名前らしきものが
書かれた案内板があります。
“Big Rock: The Okotoks Erratic”
と書かれています。
“Erratic”ってなんやろう。
この岩の成り立ちらしきことが書かれた
案内板もあります。
ところが
とにっかく寒くて寒くて、
英語の長文を読む気力は微塵もなく、
写真だけ撮ってさっさと岩へ向かいました。
この岩なんなん?すごいなこの岩!
生い立ちの分からない岩を撮り続けました。
陽に照らされて、
ちょっとエアーズ・ロックっぽいっ
は言い過ぎか。
岩の周りをぐるっと回ってみましょう。
なんなんでしょうね~。
あ!ちょうどサンセットです。
この感じ、なんかアリゾナっぽい!
って言いながらたくさん撮りました。
綺麗ですね。
岩の横側からも差しこむ夕陽。
岩の真裏側。
向こうが見える。
見えた!隙の糸!!
(鬼滅より)
炭治郎の斬った岩は
こんなところにあったんですね。
泣けてきました。
ぐるっと回ってきました。
こちら側からも夕陽が。
刺すような寒さで
身体の芯まで冷え込みましたが、
最後まで照っててくれたのは救い。
急ぎ足で車に戻り、帰路に就きました。
毎度恒例、家に帰って調べました。
あの炭治郎が斬った岩 (ちゃうて) は、
“Big Rock”、または、”Okotoks Erratic”
と呼ばれているそうです。
Big Rockはそのまんまですね。
そしてこの”erratic”っていう単語。
erratic :
【形容詞】<人・行動が> とっぴな、風変わりな
というのが初めに出てきますが、なんと他に、
《地質》氷河によって運ばれた
という意味もあるんですって~!
そして恐らくこの岩の名前に使われているのは
名詞なので、名詞の意味を見てみると。
【名詞】
《地質》迷子石、漂石
ほーう面白い!
あの岩は氷河によって運ばれてきたもので、
“迷子石”って言うんや!
流されてはぐれて迷子になっちゃったんか。
かわいい。
ネーミングセンスあるな。
ちなみに名詞の場合、
辞書で迷子石より先に出てくる意味は、
“変人、気の変わりやすい人”。
「あいつほんまエラティックやな」
とかに使えますね。
いや。
なんかやめといた方が良いでしょ。
色々分かったようでまだよく分らないので、←
さらに調べてみましょう。
Wikipedia先生に聞いてみました。
迷子石 :
氷河によって削り取られた岩塊が、長い年月のうちに氷河の流れに乗って別の場所に運ばれ、氷河が溶け去った後に取り残された岩のこと。
多くの場合、その場所の地質とは異なる岩が不自然な形で留まるため、まるで誰かが意図的に置いたかのように見える。引用元:迷子石 – Wikipedia
うんうん。
平原にこつぜんと現れる巨岩。
本当に誰かが意図的に置いたかのように見える。
でも”氷河が運んできた”ってのが、
やっぱりピンと来ないですよね。
そもそも”氷河”とは。
氷河とは、極地等に降り積もった雪が圧縮され成長し、自身の重さによってゆっくりと流動していく氷塊のことを指します。
引用元:意外と知らない「氷河」のお話。
雪が圧縮されて厚い氷の塊となり、
それが重さで動いていくんですね~。
このオコトクス迷子石は、
全長約930kmに及ぶ
“Foothills Erratics Train (フットヒルズ迷子石群列)”
の一部、そしてその中で最大の岩なんだそうです。
氷河が運んできた岩たちが
列になって点在して残ってるんですねぇ。
1万年以上前に運ばれ、
残ったんだそうですよ。
分かりやすい地図を見つけました。
左上の地図はカナダですね。
右がアルバータ州を拡大した図です。下の白色の長ーいひょろひょろのミジンコ ←
みたいなやつが、フットヒルズ迷子石群列です。
なるほど”Big Rock”が入っていますね。氷河が矢印の方向に動いて岩たちを運んだんですね。
よく見ると迷子石群列に、
カルガリーも入っていますね~!
気になったので調べてみると、
やはりカルガリーにも迷子石があるみたいです。
オー!!
これぞまさに
炭治郎の斬った岩じゃないですか。
また泣けてきた・・・。
カルガリー市内の、
West Nose Creek Park
(Confluence Parkとも呼ばれている)
というところにあるそうです。
知らんかったなぁ。
これは行ってみなくては。
しかしなんでこんなに綺麗に
スパッと割れてるんでしょうね。
オコトクス迷子石は、
約16500トンあるそうです。
氷河の流れる力ってすごいですね。
オコトクスで自然の驚異を感じられるとは
思っていませんでしたね~。
オコトクス (Okotoks) という町の
名前の由来はこの岩だそうですよ。
先住民のブラックフット族の言葉で
岩 (rock) のことを”o’kotok”と言うらしいです。
オコトクスのシンボルなんですね。
さて。
オコトクスにて見つけた
おもしろいところ2ヶ所を、
2ブログに分けてご紹介しました。
ここまで読んでくださり、
本当にありがとうございました。
シヌックハニー&ハチミツ酒のお店と
このオコトコス迷子石は、
車で4分の距離です。
ぜひセットで行ってみてくださいね!
それではまた次のブログでお会いしましょう~。
ほなちょっと、
シヌックハニーを舐めて
迷子石に思いを馳せながら
全集中で鍛錬してくるわ。
(好きにしてくれ)