【日本語音声ガイドあり】恐竜の展示の規模は世界最大級!”ロイヤル・ティレル博物館”

Royal Tyrrell Museum Thumbnail

こんにちは~まろです🍂

こちらは10月の初めの頃の写真です。

Colored trees

燃えるような黄葉!

家の近所なんですが、
なんてのどかなんでしょうかね。

Colored trees

今年は10月に入っても
20℃超えする日が多かったんです。

異常気象や異常気象やと言いながらも、
こののどかな秋を楽しんでいました。

今はもう気温もぐっと下がり
結構葉は落ち先週、
雪がどっさり降り積もりました。

Snow fall

Snow fall
一気に秋が終わり
冬キテモウタ━(´д`|||)━!という感じです。

さて前回に引き続き
今回のブログも
バッドランド&恐竜ネタです。

世界三大恐竜博物館って
みなさんご存知ですか?

一つは
中国・四川省・自貢(じこう)市にある
自貢恐竜博物館

そしてもう一つは
なんと日本の福井県・勝山市にある
福井県立恐竜博物館

最後の一つは
なんとなんと
我らがカナダ・アルバータ州・ドラムヘラーにある
ロイヤル・ティレル古生物学博物館
(Royal Tyrrell Museum of Palaeontology)
⬇️

Royal Tyrrell Museum Entrance

10月の初めに行ってきました。

Museun inside

「アルバートサウルス (Albertosaurus)」という
アルバータ州でしか化石が
産出していないことから名付けられた、
ティラノサウルス科の肉食恐竜から
展示が始まります。

Albertosaurus

すごい迫力です。

ふくらはぎの
なんとたくましいこと。

これが入るロングブーツ探すのは
至難の業やん。

でもこのアルバータサウルス、
あのみんなが大好き
ジュラシック・パークに登場する
ティラノサウルスよりは、
はるかに小型なんだそうです。

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ロイヤル・ティレル博物館は
恐竜バージェス頁岩動物群
化石の展示で
世界的に有名な博物館。

なんと恐竜の展示の規模は
世界最大級❗だそうです。

てか、ちょ待てよ。
バージェスなんやて。
なんて読むねん、頁岩 ←

これ「けつがん」と読みます。

「頁岩」とは
堆積岩の一種だそうで、
板状で割れやすい性質を持つ泥岩のこと。

「バージェス頁岩 (Burgess Shale)」とは、
お隣ブリティッシュ・コロンビア州の
ヨーホー国立公園にある
バージェス山🗻付近にある頁岩地帯の名前。

Burgess Shale

引用元:EARTH

⬆️こちらがそのバージェス頁岩地帯。
板のように割れている岩石がいっぱい!

この頁岩地帯は
古生代カンブリア紀中期に繁栄した
動物群の化石が、
大量に産出していることで有名なんです。

みなさん中学校の理科で
三葉虫 (サンヨウチュウ) とか
フズリナとか習ったの、
覚えていますか。

あと中学か高校の教科書か資料集で
こんな図を見たことがありませんか⬇️

Burgess Shale fauna引用元:Wikipedia – バージェス動物群

この奇妙奇天烈な生物たち、
なかなかにおぞましい絵面なので
覚えている人も多いのでは。

これらはそのブリティッシュ・コロンビア州の
バージェス頁岩地帯で
化石として発見された動物たちで、
名付けて「バージェス動物群」
(または「バージェス頁岩動物群」) と
呼ばれているんです。

通常は化石に残らないような
軟体性動物の化石が多数発見され、
絶大な注目を浴びました。

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「バージェス頁岩動物群」のお話
長くなりました😅

私もサンヨウチュウとか
先ほどの生物たちの図は
昔に見聞き覚えがあるのですが、
それが「バージェス頁岩動物群」
という名前だということは
知りませんでした。

今いるカナダの身近なところに
ゆかりがあったということに、
感慨深くなりましたよ。

ロイヤル・ティレル博物館には、
この動物群の生物たちを
実際の大きさの12倍サイズの模型で
海底の世界を再現した展示エリアがあります。

絵だけでも充分気色悪いのに
模型をなぜ12倍にした😱?

不気味すぎて
この世のものとは思えない、
まぁ実際もうこの世のものではないのですが、
まるで悪夢のような空間でした。(こわw)

でも面白くて、
全身鳥肌になりながらも
結構まじまじと見入ってしまいました。

さてこのような全身骨格の展示があるのですが、

Whole body skeleton

なんとも苦しそうな息絶え方。。。

こちらは
「ゴルゴサウルス (Gorgosaurus)」という
先ほどのアルバートサウルスと同様
ティラノサウルス科に属する肉食恐竜です。

アルバータ州にある、
Dinosaur Provincial Park (州立恐竜公園)
にて発見されました。

ところでこのゴルゴサウルスの化石、
すごくないですか?
全身の骨格がめっちゃ綺麗に揃っていますよね。

ロイヤル・ティレル博物館にある
このゴルゴサウルスを含む計5つの骨格化石が、
ギネス世界記録に認定されています🌎

まずゴルゴサウルスは
🎖️Most Complete Tyrannosaur Skelton
最も完全な(揃っている)ティラノサウル科の骨格

残り4つは、

🎖️Best-preserved Armoured Dinosaur
最も保存状態の良いよろい竜類

🎖️Longest Neck Ever
最長の首(と全長)をもつ

ちなみにその恐竜の想像図がこちら⬇️

長すぎじゃ、あーりませんか。
全長11.6メートルだそうです。
そのうち首は7メートル。
ここまで長いと不便にしか思えない気が・・・。

🎖️Largest Marine Reptile
最大の海棲爬虫類(かいせいはちゅうるい)

🎖️Most Complete Ornithomimid
最も完全な(揃っている)非鳥類型獣脚類
(ダチョウに似た恐竜)

この5つの展示は
ぜひ見ておきたいですよね💡

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ちなみに館内の展示にはそれぞれ
説明パネルがありますが、
そこに Original または Cast
必ず書かれています。

Originalは本物
Castは化石から型取りした型を
使用して作った複製です。

⬇️ こちらの2つは
それぞれ違う種類の恐竜ですが
左がOriginal、右がCastです。

Original & Cast

さてさて
こちらもまた苦しそうな格好で
息絶えてしまった恐竜。。。⬇️

Black Beauty

ティラノサウルスなのですが、
こちらはアルバータ州の
Crowsnest Passというエリアにある川へ
釣りに訪れていた2人の高校生が
たくさんの黒色の骨を見つけたことから、
この本格的な全身の発掘に至ったそうです。

このティラノサウルスの骨、黒いですよね。
化石化の過程で地下水に含まれる
マンガンが染み込んだからだそうです。

このことからこの標本は、
“Black Beauty”
と呼ばれているそうです。

いやしかしその2人の高校生、
大手柄となりましたねぇ。

さてさてこちらもご覧ください。⬇️

Fossil Fish Block

恐竜ではなく、魚の化石です。

そしてこちらはなんと、
カルガリー市内のEvanstonというエリアで
住宅地のベースメントの掘削作業中に
発見されたそうです。

5匹見ることができますが
そのうち2匹が新種の発見だったそうです❗

このようにアルバータ州は
化石の発見が身近に起こりうる場所なんですね。

Evanstonというエリアは
本当に近いのでびっくりです。

その辺を掘り起こしてみたい欲に駆られます。←

さてさてこのように
化石のクリーニング作業をするラボが
ガラス越しに公開されていたりもします。⬇️

Preparation Lab

運が良ければ
実際にエンジニアたちが作業をしているのが
見学できるんですってー!

さてこのアーチをくぐると
最初の原始生命が誕生した
39億年前までタイムスリップします。⬇️
(ちなみに地球が誕生したのは46億年前)

Through Time Arch

ここから
地球の歴史、生命の進化が
時代ごとに紹介されています。

ちなみに冒頭でご紹介した
「バージェス頁岩動物群」の
悪夢のような世界 ← のコーナーは、
このタイムスリップ回廊の一部です。

こちらは中生代 (Mesozoic)への入り口。⬇️

Mesozoic Era

そう中生代は、かの有名な
恐竜の生きた時代です。

Dinosaur Hall 1

結構広々としたホール内に、
恐竜の全身骨格がたっくさん!

Dinosaur Hall 2

恐竜の全盛期という感じです。

Dinosaur Hall 3

Dinosaur Hall 4

そして時代は6600万年前の恐竜の絶滅を迎え、
展示は3400万年前の
新生代で幕を閉じます。⬇️

Cenozoic

マンモスの生きた氷河時代。

そこからも現代に至るまで
まだまだ気の遠くなるような時を経るんだなと
感慨深くなりました。

さて実は今回、
日本語音声ガイドを利用して
館内を回りました。

スマートフォンに
博物館公式のアプリをダウンロードし
イヤホンを持参して利用します。

⬇️ Apple用

https://apps.apple.com/ca/app/royal-tyrrell-museum/id1319991324

⬇️ Android用

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cuseum.rtmp&&hl=en_CA&&gl=US

ツアー内容はこのような目次で、
上から順に経路の順番通りになっています。

Audio Tour App
再生▶️を押すと
この文章を読み上げてくれるので、
それぞれのコーナーに差し掛かる時に
再生すると、いい感じです。

Audio Tour App
なんか、
音声が流れてくれない箇所もあったので笑、
そこはただそのページの文章を
自分で読んで進みました。

その日の時間も体力も限られているし
博物館ってなかなか全ての展示をじっくり見て
理解することってできないと思います。
ましてや全部英語ですしね・・・。

でもこのガイドに従って
ピックアップされた展示に沿って回ると、
要所を掴みながら
しかも日本語でちゃんと理解しながら見れて、
すごく充実した時間を過ごすことができました。
私たちは2時間半くらい滞在しました。

ぜひ利用することをオススメします😉

Lookout Point

博物館を出ると目の前に
展望台へと続く階段があります。

Lookout Point 2

登るとバッドランドの景色が見渡せます。

博物館を出てもそこには
むき出しの地層の風景が広がっていて
しみじみと地球の歴史、
恐竜へのロマンを
改めて噛み締めることができました。

Lookout Point 3

ちなみに当館は完全予約制なので
事前にネットで予約をしていきましょう!🤗