【初心者夏キャン】この夏行ったアルバータのキャンプ場3ヶ所でのキャンプの様子をご紹介!

Camping in Alberta

みなさま、こんにちは!

先日バンクーバーに住む妹から
「これ見てみて」と、
ある動画が送られてきました。

それは、
妹の3歳の長男 (以下甥っ子) が通っている
日本語学校の授業風景の動画だったのですが、
そこには先生に、叔母である私”まろ”の話をする
甥っ子の姿が。

わぁ、自分のこと話してくれてる((o(*ºωº*)o))
と嬉しくなったのもつかの間。

なんとその中で、
甥っ子の口から
衝撃草生えフレーズが
発せられたんです。

そのフレーズが、
これだぁ。
ワンツースリー ↓

「まろは、カルガリーに居る男の子で、少年です。」

※甥っ子は至って真面目な口調かつ真顔

これ聞いた時
もうそれはそれは
盛大に吹きましたよ…。

色々おかしいし、敬語なのにも吹く。
少年て言葉、どこで覚えた?笑

先生も、ハテナ?な反応になりつつも、
そうなんだ~と優しく聴いてくれていました。
さすが先生ですね。

妹が家で動画を観た後甥っ子に、
まろは女の子やで、と説明したところ
甥っ子は目をまん丸にして
びっくりしていたそうです。

私、ずっと男の子と思われてたみたい。

普通にびっくりしたけど、でもいいんです。
もう甥っ子のこの発言
色々おもしろ可愛すぎて、
癒され元気をもらえましたよね。

でも気になるのは
私のどの辺をどう見て
男の子やと思たんやろか…。

子供は正直て言いますからね。

バンクーバーにおるから
頻繁には会えんけど、
会った時にどっか私に
男の子要素を感じていたんでしょう。

でもそれって、
私の女子力が低すぎる、
て、ことになりゃしねぇか…。

んーやっぱり
悲しくなってきました。
(めんどくせぇ奴)

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さて本題に入るとしますか。
相変わらず、
本題に全然関係ない前置きが長い。

今回は、キャンプについてです。

キャンプなどほぼ無縁だった私が
この夏、3回もキャンプしてきちゃいました。

してきちゃいましたと言うものの
このキャンプへは、
アウトドアに精通している方に
連れて行ってもらった形なゆえ、
揃える用具の準備や火起こしなどは
任せっきりだったということを
事前にご理解いただきたいですオナシャス。

キャンプと言うと
小学生の時に家族で何度か行って
すんごく楽しかった思い出はあるのですが、
時を経て心身とも老いぼれ、
正直、”キャンプなんて、なんで、
わざわざ大荷物持って、汚いし、しんどいだけやん。”
って思うようになり、私はいつの間にやら
アンチキャンプ派になっていました。

まぁでもそれがね。
結論を言いますと、
この夏で覆された訳ですよ。

私が行った3ヶ所、
どこもそれぞれ魅力があって、
行くたびに

“嗚呼。←
キャンプって良いなぁ。”

と、思わせてくれたのです。

さて、ではその3ヶ所でのキャンプの様子を
簡単にですがご紹介していきたいと思いますよ。

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Fallen Timber North Campground

キャンプ場基本情報
予約
受付なし、先着順
トイレ
汲み取り式 (いわゆるぼっとん便所)
シャワー
あり (6月はコロナの影響で開いておらず。現在は開いている模様。)

あり < 無料、取り放題 >

予約制ではないので
行って空きがあれば何時からでも使えます。

トイレは、恐怖の←ぼっとんです。

日本に住んでいた時は
ぼっとんを使う機会はほとんどありませんでした。
子供の頃、それこそキャンプに
行った時くらいでしょうか。
その時も恐ろしくて親と一緒にしか
行けなった記憶があります。

怖くてくさくて汚くて
ひたすらにおぞましいところ
という印象です。

ですがカナダに来て
と言うよりアルバータに来て、
ぼっとんを利用する機会が格段に増えました。
国や州や市が管理する観光スポットに
備わっているトイレは、
よっぽどメジャーな観光スポットでない限り、
ぼっとんであることが多いように思います。

なので私も行く先々で鍛えられました。
もうぼっとんなんか怖くありません。←

と言っても、
どこのぼっとん便所も
子供の頃の私が想像するような
おぞましいものではなく、
清潔感があってにおいもそんなに
しないところが多いので、意外と快適なのですよ。

ですがキャンプでは、
特に夜は辺りは漆黒の闇になります。
懐中電灯片手に行き、
少しハラハラドキドキはしましたが
難なく用を足すことができたので、
子供の頃からずいぶん成長したなと
自分を誇らしげに思ったのですよ。
(知らんがな)

さて薪についてですが
“fallen timber”という名だけあって、
キャンプ場内に薪がたくさん積まれてるところがあり、
無料で取り放題なのです。

これが非常に良かったんですよね。
薪が有料のところは1束(約20本くらい)で
$10ドルほどで売られているらしいのですが、
ここでは薪に関する心配は一切ご無用。

ご覧あれ。↓
たくさんかっさらってきましたよ。

Fallen Timber 1

さて日本のキャンプ場と言うと、
だだっ広いところに各自テントを張る
というスタイルが多いように思うのですが、
ですがこちらは、以下ご覧の通り
しっかり各サイトごとに隔ててあります。

プライベート感があって、良いですよね~。

Fallen Timber 1

薪が無料で取り放題なのは
本当に最&高ポイントなのですが、
一つ、このキャンプサイトで
苦戦したことがあったのですよ。

それは、テントを地面に固定するために打ち込む杭、
“ペグ”が、地面になかなか刺さらなかったこと。

ハンマーでカンカンやるのですが、
ペグが途中までしかいかないのですよ。
打ち込むとこ打ち込むとこ全部
ペグの長さの途中で止まり、
すぐに底に到達する感覚。
それ以上打ち込めないんですよね。

小石がたくさん埋まっているような地面だったので、
打ち込むとこ打ち込むとこ全部 (2回目)
埋まっている小石にぶち当たってる感じ。

「なんなんこの地面!!!」←
と発狂しながら、
狂ったように色んなところに打ち込んでは抜いて、
打ち込んでは抜いてを繰り返しているうちに、
奇跡的にペグが最後まで打ち込める
4ヶ所を探し当てることができ、
なんとか無事にテントを張れたんですよね。
40分くらいかかったかな。

キャンプサイトには不適当すぎる地面。。。
他の人たちのところはどうだったのだろうか。
私たちのところだけこんな地面やったんやったら
運が悪すぎる。ほんまに疲れたもんなー。

さて地獄のテント張り←を終え
散歩に行くと、
近くに川が流れていましたよ~。

Fallen Timber 2

そしてキャンプと言えば、これですよね。
焚き火。

Fallen Timber 4

↑ 火起こししてないくせに
偉そうに足上げて腰掛けている奴、わたし。

もちろん何もしていない訳ではありませんよ。
着火剤になる松ぼっくりや
枯れ葉探しに精を出しました。ドヤァ。

↓ キャンドルを並べちゃったりなんかもして。

Fallen Timber 4

焚き火って眺めているだけで
とてつもなく癒されるんですよね。
やはり日が傾いてくると気温が下がってきますが、
この燃えたぎる火が心身ともに温めてくれます。

そしてキャンプで忘れてならないのが、
焼いたマシュマロとチョコを
クラッカーで挟んで食べる、スモアです。

S'more making

↑ 棒状に変形させたハンガーにマ
シュマロを刺して焼いている図。

私この時、
あほほどスモアを食べたんですよね。笑
美味しくて作るのも楽しくて。
胃袋はそんなに大きい方ではないのですが
この時ばかりは入りました。
キャンプマジックというやつですかね。
(なにそれ)

晩ご飯の後なのにね、
狂ったように食べてました。
(この人よく狂うよね)

23時からがquiet timeだったので
寝る準備に差し掛かりました。

頭も体も洗えませんが、
ほとんど汗をかいていないので
そこまで不快に感じません。

日本の夏だと、
キャンプ場にシャワーが無いと厳しいですよね・・・。
子供の頃に日本で行ったキャンプ場では
シャワーの設備があったかどうかは知りませんが
浴びた記憶が無いんですよね。
子供なんか特に汗かくのにすごいな。
親も浴びてなかったと思うけど、
めちゃめちゃ不快やったんちゃうんかな。。。

とにもかくにも、
カナダのカラッとした夏はやはり良いなぁと
ここでもしみじみ思うのでありました。

↓ こちらは朝ご飯。

Breakfast

朝の新鮮な空気の中
焚き火にあたりながら食べる朝食は
格別でしたね~。
淹れたてコーヒーも飲んでね。

テント張り、焚き火、自然の中で食べるご飯、
日常から離れたところで過ごすゆったりとした時間。

序盤にペグが刺さらないという
ハプニングもありましたが
それを乗り越えた達成感も含め、
この1回目でキャンプの魅力に
一気に惹き込まれたように思います。
(地獄のテント張りとか言ってたくせによく言うわ)

Brewers Campground

お次はこちら。
カルガリーから北に車で約2時間。

Gull Lakeという
レジャーを楽しめる
大きなレクリエーション湖に臨む、
Aspen Beach州立公園内にあるキャンプ場。

ビーチと言うと海岸のイメージですが、
湖の場合でも言うんですね。

湖水浴をする人々で溢れていました。

Aspen Beach

Aspen Beach

湖が大きいのでね、
この景色はもう海ですね。
アルバータ州は内陸で海に面していないので、
このような景色はなんだか不思議です。

湖であれやはりビーチは良いですね。
おっととっと夏だぜ!
って感じで良かったです。

さてキャンプサイトはと言うと、
こんな感じでした。↓

Brewers 1

Brewers campsite

先述のキャンプサイトほど
周辺の木々は密ってはいないですが、
プライベート空間は確保できています。

何より一緒に行ったわんこが
可愛すぎますね笑

そして今回の地面は
ペグがすんなりと刺さりました。
天国のテント張りとなりました。
(なにそれ)

キャンプ場基本情報
予約
要予約
トイレ
水洗式
シャワー
あり (コロナの影響でclosed)

あり < 有料 >

トイレは水洗式!
やはり快適ですね。

さて今回の晩ご飯はメキシカンです♪

Cooking tortilla

スーパーで買った fajita (ファヒータ) という
メキシコの肉料理の粉末を
適当な野菜とひき肉に混ぜて、
具を作ります。

Cooking tortilla

それをトルティーヤに乗せて
いただきま~す!

Tortilla

あまり食べたことのない味でしたが
すんごく美味しい!

ご飯の後は
火を大きくして、冷える夜に備えます。
薪を立体的に組み上げると
火力が強まるのが面白い。

Firepit

そうこうしているうちに
日が沈んであたりが暗くなりました。

Firepit & Candles @ Brewers

焚き火の炎のゆらめき、
匂い、パチパチとはじける音。

全てが、いい。
なんという癒し効果でしょう。

「遠き山に日は落ちて」が脳内再生されます。

懐かしい。
小学校の林間学校を思い出します。

日が落ちると気温はぐっと下がりますが
焚き火のおかげで心身ともに
ぬくぬくぽかぽかです。

そしてquiet timeを迎えたので
鎮火の作業をし、就寝の準備です。

実は前回のキャンプの際、
寝ている間めちゃめちゃ寒くて
何度も目覚めたんです。

夏だからって
ちょっと甘く見てましたね。。。

なので今回は念には念をと、

トレーナーの下に
超極暖ヒートテック × 1
普通のヒートテック × 2

スウェットパンツの下に
極暖ヒートテック

靴下は普通の厚さのと
かなり分厚め靴下の2枚履き

これで勝負しました。
もちろん寝袋に入り、
上から布団のようにジャンパーも掛けます。

その結果、結構ぬくぬくと
心地よく眠ることができました。

私は特に寒がりなので、
このように寝る時のための準備は大変ですが
心地よく眠るためにね、準備を怠ってはいけませんね。

ただでさえワクワクするテントの中で、
あったか快適に過ごせる。
なんて素敵。
この上ない幸せでありました。

そして翌朝は、
聞いたことのないような
珍しい鳥の鳴き声で目覚めました。
これもキャンプの醍醐味やなぁとしみじみ。

朝ご飯を食べて片付けした後は
湖のビーチをゆるりと散策して、
帰路につきました。

Aspen Beach

夏やなー!!

Elkwood Campground

最後はこちら。
カルガリーから南西に車で約1時間半。
ロッキー山脈の Kananaskis Country
という地区にあります。

キャンプ場へ向かう道中の景色。↓

Kananaskis Country

やはりロッキーは良いですね~。

雄大な山々。

Mountains

キャンプ場基本情報
予約
要予約
トイレ
水洗式と汲み取り式あり
シャワー
あり (コロナの影響でclosed)

あり < 有料 >

その他売店やファストフード店などもある、
設備の充実したキャンプ場です。

こちらも予約制なので
チェックイン時刻の16時に到着。

Elkwood campsite

木々が高く、密ってて良い雰囲気です!
そしてあまり他のキャンパーが居ないのか
ものすごく静かで落ち着きます。

わんこを散歩に連れ出しました。

Elkwood

散歩トレイルも静かで、
風の音しか聞こえないくらい。

さて戻って火を起こしますよ。
(私は見てるだけ)

Starting a fire

松ぼっくり集めはやりましたけど。
ドヤァ。

ついた!
これで今晩の暖は確保ですね。

Making a fire

そして晩ご飯は
使い捨てのコンロでBBQ!

BBQ dinner

外で食べるご飯って
なんでこんなに美味しいんですかね。
特に、肉。
大自然の中で肉。うまスギちゃん。

ほんで今回もやったで~スモア。
今回もよく食べました。
よくそんなに食べれるよなぁと、
自分でも驚きます。

S'more

8月下旬、だいぶ日が短くなってきました。
見上げるとこの光景。

Night sky

良いですよね~、松の木の森と夜空。

実はこの後徐々に、
この夜空が星でいっぱいになったのですよ。
満天の星空に。

ケータイのカメラでは残念ながら
映らなかったので撮ってないのですが、
本当に心が洗われる美しい情景でした。

そして就寝中さらに幻想的なことが。

物音ひとつしないほど静まり返った中、
どこか遠くの、遠くの方で
何か動物が遠吠えしている声が聞こえるんですよ。
夜中に何度も。

そのたびに眠りから覚めるのですが、
目をつむってじーっと耳を澄まして聴くんです。

テントの中で、さっき見た松の木と
星空の情景を思いながら聴くと、
あぁ今自分はカナダの大自然の中にいるんだなぁ。と
改めて感じさせられ、
キャンプって良いなぁ、
ロッキーって、カナダって良いなぁと
しみじみ思わせてくれました。

遠吠えで夜中何度も目が覚めましたが
意外と朝はスッキリ起きれたんです。
野生動物の遠吠えパワーすげぇ。(なにそれ)

朝ご飯は
こちらもカナダらしく、
サーモンを食べましたよ。

Breakfast

朝からホイル焼き。
大自然の中で。
ん~贅沢。

焚き火を囲み
淹れたてのコーヒーを飲んでゆっくりします。

チェックアウト時刻が14時なので
13時頃から片付けを始め、
残りの時間はお散歩をして過ごしました。

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さて、いかがでしたでしょうか。

荷物が多かったりペグが刺さらなかったり、
焚き火から巻き上がる煙で何度も目がしみたり
トイレがぼっとんだったり←と
何かと苦労が多いのですが、
それを上回る魅力がキャンプには詰まっています。

私はどちらかと言うとインドア派なので
ここまでキャンプに惹き込まれるとは!と
驚いております。

アルバータ州にはまだまだまだまだ、
山ほどキャンプ場が存在します。

次回は来年になると思いますが、
これから夏の楽しみが増えました♪

長々、長々と失礼致しました。
最後まで読んでくださり
本当にありがとうございます涙

ではまた次の投稿でお会いしましょう~☆彡